認知症の高齢者が行方不明になったと想定した捜索訓練が6日、函館市深堀町の深駒町会館で開かれた。深駒町会の会員をはじめ深堀小児童、介護、行政関係者ら約120人が、対象者への声掛けなどを通じて、認知症への理解を深めた。

 函館市地域包括支援センターゆのかわの主催。同町会では1月に認知症をテーマとした座学の研修会も開いており、この日は実践として捜索訓練を実施。深堀小の4年生35人も地域福祉を学ぶ総合学習として参加した。

 参加者は捜索する高齢者のプロフィルなどを確認した後、3地区24グループに分かれて訓練。認知症高齢者と接する際「おどろかせず、急がせず、自尊心を傷つけないように」という基本を守りながら、各地区に2人いる認知症高齢者役の対象者を帰宅するよう促した。「家族から牛乳を頼まれたが、道に迷った。牛乳を買わないと帰れない」と主張する対象者に、参加者は日常会話を糸口に「どこで牛乳を買えるか」など小学生を含めたグループ全員で相談し「一緒に買いに行きましょう」などと対象者を導いた。