函館市教委は19日、2020年春に一般公開を予定している縄文時代の遺跡で国の史跡「垣ノ島遺跡」(臼尻町)の整備基本設計を明らかにした。縄文時代、人々が自然と共存しながら長期間にわたり定住した様子を想起できる、土器焼きなどの体験広場なども整備し、隣接する市縄文文化交流センターと一帯で、縄文文化を紹介する南茅部地区の拠点施設化を目指す。

 19〜20日の日程で南茅部総合センターで開かれている有識者らによる検討委員会(小杉康委員長)で示した。

 同遺跡は、縄文文化交流センターの東側に位置し、広さ約9ヘクタール。遺跡のほぼ中央にあり、祭祀(さいし)の場だった国内最大規模の盛土遺構(長さ190メートル、幅120メートル)は、昭和初期に積もった火山灰を取り除くなどして当時の景観に近い形に復元し、全体に芝を張って歩いて見学できるようにする。

 また、遺跡内に多数ある竪穴住居跡周辺に散策路や説明版などを設置。屋根付き体験スペースなどを備えた「体験広場」も整備し、発掘や土器焼きなどの体験学習やイベントも行えるようにする。