オホーツク海の低気圧から延びる前線の通過に伴い、道南では22日朝にかけて大気が非常に不安定となり、各地で記録的な大雨に見舞われた。浸水や停電、JRの運休など住民生活に大きな影響を及ぼした。

 函館市によると市内では床上浸水9軒、床下浸水8軒があり、道路冠水も6カ所あった。森町は土砂災害警戒情報を受け、110世帯、271人に避難勧告を発令。住民4人が避難したが、10分ほどで帰宅したという。北海道電力によると、函館市などで計5090軒が最大6時間35分停電した。

 函館市昭和4の住宅街では一時、道路が冠水し、床上・床下浸水が相次いだ。自動車整備業の北村自工では早朝から従業員らが次々と集まり、排水作業をしていた。北村裕雄会長(73)は「一時は床上に30センチぐらい水がたまった。最近、工場内の機械を整備したばかりだったのに、これはひどい」と嘆いた。