すし折りなどに使う緑色のプラスチック製の仕切り「バラン」で十二支を描いた切り絵展が、旭川市の「ぎゃらりー松葉」(豊岡8の2)で開かれている。元すし職人佃正春さん(67)が制作した40点の作品は、いずれも絵画のような出来栄えで来場者の目を楽しませている。

 作品は、佃さんが年賀状用やカレンダー用に毎年、干支(えと)をモチーフにして作ったもの。迫力たっぷりのトラや辰(たつ)にちなんだ「龍」、今にも鳴き出しそうなニワトリなどが表現されている。最新作は来年の干支のネズミを描いた作品で、ミズバショウの咲く湖畔を背景に木登りしたり、毛づくろいしたりするネズミ6匹を切り抜いた。

 佃さんは、作品が立体的に見えるよう陰影を計算して仕上げるといい「動物の毛並みや山肌まで作り込むのが楽しい」と話す。

 31日まで、午前10時〜午後5時。入場無料。月曜休館。(山村晋)