【むかわ】町特産のシシャモが2020年に町内の鵡川を遡上(そじょう)した数が、前年の5割以下に落ち込んだとの調査結果が出たことで、漁業関係者が危機感を募らせている。20年の鵡川漁協の漁獲量がわずか3トンにとどまった主な原因が、高い海水温による来遊の遅れよりも、資源量自体の減少にあった可能性が高まったことで、漁獲回復への道筋は一段と険しいとみられるためだ。関係機関は資源減の原因究明と対策の検討を急ぐ方針だ。

 20年の漁獲量は鵡川漁協が厚真漁協と合併した1998年以降で最低。漁獲高は前年比74%減の1580万円だった。漁協などが漁期終盤以降に行った遡上数の調査では、前年比55%減の推定25万9千匹と05年以降で3番目に少なかった。