釧路の地で、背番号33が躍動した。大田が左ふくらはぎに張りを感じた6日・西武戦以来となる先発出場。スコアボードには「6番・左翼」で名前を連ねた。

 1打席目から大田らしさを見せる。一、二塁間へ放った強烈な当たりを一塁手がはじくと、左足の不安を感じさせない全力疾走。そして、ダイナミックなヘッドスライディングで内野安打をもぎ取った。

 「しっかり準備もしていた。チームにも迷惑を掛けていたし、全力でプレーすることに集中した」。七回にも中前打を記録し、先発復帰即マルチ安打。

 8年ぶりとなる釧路開催で、今季12度目の完封負け。「球場もきれいだし、夏休みで子供もたくさん来て、温かい声援をくれるファンを喜ばせたかった」と悔しさをにじませた。起爆剤となることはできなかったが、打線に破壊力をもたらすのは確実だ。

 「自分のプレーは出せたと思う」。次こそ、勝利につなげてみせる。完全復活した和製大砲が、湿り気味の打線に活力を与える。(十島功)<道新スポーツ7月26日掲載>