プロ、アマが合同で設立した日本野球協議会は31日、2020年東京五輪で金メダルを狙う野球日本代表の監督に、日本ハムOBの稲葉篤紀氏(44)が就任したと発表した。稲葉新監督は東京都内で記者会見し「金メダルだけを目指してやっていく。国を背負い、侍ジャパンの誇りを胸にしっかり戦いたい」と意気込みを語った。

 稲葉氏はプロ野球での監督経験はないが、同協議会の会長を務める熊崎勝彦・日本野球機構(NPB)コミッショナー(75)は「選手、指導者として豊富な国際経験を持っている」と選考理由を説明した。稲葉監督をサポートする強化本部長には、法政大時代の恩師で、1992年バルセロナ五輪日本代表監督などを歴任した全日本野球協会の山中正竹副会長(70)が就任する。

 背番号は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表打撃コーチを務めた時と同じ80。11月16日のアジアプロ野球チャンピオンシップでの韓国戦(東京ドーム)が初采配となる。

 稲葉氏は愛知県出身で、法大から95年にドラフト3位でヤクルト入り。05年フリーエージェント(FA)で日本ハムに移籍し、06年に日本シリーズの最高殊勲選手(MVP)、07年に首位打者と最多安打を獲得した。通算成績は2167安打、261本塁打で、14年に引退。15年から日本ハムでスポーツを通じた地域貢献活動に取り組む特別職「スポーツ・コミュニティ・オフィサー」(SCO)を務めており、18年以降も活動を継続する。