まさにリードオフマンの働きだった。1点を追う八回。先頭で迎えた西川の必死の出塁が、逆転勝ちを呼び込んだ。

 ソフトバンクの5番手・甲斐野に2球で簡単に追い込まれるも、粘りに粘った。「なかなかボール球を投げてこなかったんでね。ボールを投げてくれ、と思っていた」。際どい球をファウルにすること7度。食らいついた。そして、カウント1ー2からの11球目。やや甘く入ってきたフォークを右前へ運んだ。そこから打線が一気につながり、4点を奪って逆転に成功した。

 いずれも先頭で迎えた一回と六回には中前打を放っており、今季12度目の猛打賞をマーク。さらに三回に四球を選んでおり、5打席中4打席で出塁した。「1番の仕事はできたのかな」と誇らしげに胸を張った。

 スピードスターの活躍が、CS出場への望みをつなぐ大きな一勝をもたらした。背番号7がダイヤモンドをにぎわせれば、おのずと勝利は近づく。(中田和樹)<道新スポーツ9月16日掲載>