世界的なスキーリゾート「ニセコ地域」を抱える後志管内倶知安、ニセコ両町が、最短で2018年のスキーシーズンまでに法定外目的税の「宿泊税」を同時に導入する方向で検討に入った。急増する外国人観光客を受け入れる財源に充てる狙いだが、まだ使い道は定まっておらず、道が導入を検討する「観光税」との調整が必要など、課題は多い。両町は観光客に充実したサービスを提供し、ニセコ地域の魅力を一段と高められる宿泊税の制度設計を急ぐべきだ。

 「ニセコ地域は今後も観光客が増える。受け入れ態勢を整える新たな財源確保が不可欠だ」。倶知安町の担当者は宿泊税導入について、こう力を込める。ニセコ地域の観光客数は01年ごろから急増した。外国人観光客は良質なパウダースノーだけでなく、同年発生した米中枢同時テロで日本の治安の良さにも注目するようになった。