函館市椴法華地区にある恵山岬で市が所有する「ホテル恵風(けいぷ)」の宿泊客数が昨年度、過去10年で最少の1万1500人だった。北海道新幹線開業効果などで市内を訪れた観光客数は過去最多の560万人超だったが、ホテルは「椴法華地区では効果を実感できなかった」。今後、インターネットでPR強化するなどし、利用者回復を図る。(佐々木風人)

 ホテルは1997年、旧椴法華村が国民宿舎「恵山荘」をリニューアルしてオープン。今年20周年を迎えた。村が100%出資して設立した公社が指定管理者として運営を担っていたが、宿泊客は年々減少し、2005年度には2万1500人を超えていた宿泊客は15年度、約1万5千人まで落ち込んだ。

 経営不振を受けて市は16年度から指定管理者を変更したが、年間宿泊客数は前年度からさらに23%減り、この10年で最低だった。同ホテルは「新幹線効果がなかったのに加え、指定管理者変更でホテルが休業していると勘違いした利用客もいたのでは」としている。