新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマスクが不足する中で、石川県内も花粉症シーズンを迎え、困惑の色が広がっている。マスクが品切れの薬局は内服薬を勧めて対応しているが、花粉症対策の必需品を手に入れることができない患者からは「二重苦だ」との声が漏れる。 コメヤ薬局(白山市)の各店舗では花粉症のためマスクが欲しいという来店客に対し、鼻に塗るためのワセリンや内服薬を販売しているという。金沢市の香林坊アトリオ内にある英薬局でもマスクの欠品状態が続き、英義雄社長は「選択肢がない中でやりくりしないといけないから大変」とため息をつく。 いずみの耳鼻咽喉科医院(金沢市泉野出町3丁目)には13日にも花粉症患者が訪れた。捨田利(しゃたり)俊文院長(60)はマスクの着用が一番の予防策とした上で「マフラーやネックウォーマーで口や鼻を覆うのも、していないよりは予防になる」と話した。 気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)によると、暖冬の影響で今年は飛散が早まり、石川県のシーズン入りは平年より10日ほど早い2月中旬。日本気象協会が13日に発表した花粉飛散予測では金沢は19日にスギ花粉が飛び始めるとなっている。スギ花粉の飛散は3月上〜中旬がピークとなる見通し。 石川県内は13日、南よりの暖かい風が吹き、金沢市の最高気温は15・8度まで上昇した。