富山競輪場(富山市)で10日、富山クリエイティブ専門学校の生徒がデザインした絵をコンクリート壁に描く作業が行われた。若者の感性を生かし、若い世代に競輪の魅力を知ってもらう試みで、今年で5回目となる。例年は同じ場所で絵を塗り替えていたが、今回はマルチビジョンテント近くの新しい場所に描き、壁画は計2カ所になった。11日に完成する。 競輪場を運営する日本写真判定富山事業所は2013年から、同校と協力し、学内コンペの最優秀作品を壁に描いている。これまではバンク外側の第1コーナー付近の基礎部分で実施していた。 今年は若者の発表の場を増やそうと、予想会などが開かれるマルチビジョンテント近くの縦約1・8メートル、横約11メートルのコンクリート壁に描くことにした。昨年描かれた壁画は来年まで展示を続ける予定にしている。 今回の学内コンペには19作品が寄せられ、1年の麻那古(まなご)駿介さん(上市町)の「up to you」が最優秀作品となった。競輪選手のユニホームの色と番号を鮮やかな色合いで表現した点が競輪場らしいと評価された。 壁画を描く作業は8日始まり、10日は生徒7人が特殊塗装を手掛ける荒木孝幸さん(39)=大阪府=の指導を受け、白色の耐水性ペンキを塗った上から、赤や青の鮮やかな色を重ねた。 作業に参加した麻那古さんは「競輪場に初めて来る人にも、どの番号がどの色か分かるようにした。競輪ファンにも見てもらいたい」と笑顔を見せた。