常東用水土地改良区(立山町)が同町三ツ塚新に建設した常東合口幹線発電所の完成式と発電開始式は11日、現地で行われた。関係者約90人が売電の収益を水門など土地改良施設の維持管理費に充て、農家負担の軽減を図る小水力発電施設に期待を寄せた。 発電所は農業用の常東合口幹線用水を活用。仁右ヱ門用水との分水地点から約1250メートルの管路を敷設し、最大20メートルの水の落差をエネルギーに発電、北陸電力に売電する。最大出力は528キロワット、供給電力は年間約310万キロワット時で、一般家庭約1030世帯分の使用量に相当する。年間に1千万円超の収益を見込む。総事業費は11億3千万円で、国や県などの補助金を受けた。 完成式で奥村隆同土地改良区理事長や芝田聡県農林水産部長ら10人がテープカット。発電開始式に続き、式典で奥村理事長が「順調に発電をして、しっかりと売電収入を確保し、農家組合員の負担を軽減したい」と式辞を述べた。