北陸三県の地銀の2017年4〜6月期単体決算は、本業のもうけを示すコア業務純益が6行のうち4行で前年同期を下回った。いずれも減少率2桁の大幅なマイナスで、融資は伸びたが、マイナス金利の影響などで貸出金利が低下した。有価証券利息配当金が増加して本業益を伸ばした北國、北陸の2行も貸出金利息収入は減っており、厳しい収益環境が続いている。 銀行収益の柱の一つである資金利益は、北國、北陸の両行で前年同期を上回った。投資信託の解約に伴う売却益や国債の配当金が増えたため。その他の4行はいずれも減少し、本業益を下押しした。 コア業務純益の減少率を見ると、福邦71・9%、富山第一35・6%、福井34・3%、富山15・4%といずれも大幅な落ち込みとなった。北國は34・2%増、北陸は4・6%増だった。 経常利益は福井、福邦を除く4行でプラスだった。与信費用の戻入益や株式の売却益で本業の落ち込みを補ったケースが目立った。富山第一はコア業務純益が3割減となったが、経常利益は4割伸びた。福井、福邦は勘定系のシステムや端末の関連費用が重荷となった。