南砺市のピーエーワークスが作るアニメ「サクラクエスト」に登場した木彫りの靴やそうめんが再現され、同市クリエイタープラザ「桜クリエ」内のカフェで紹介されている。アニメは「まちおこし」をテーマとしており、関係者は多くのファンを呼び込んで実際のにぎわいにつながればと期待している。 アニメの舞台である架空のまち「間野山(まのやま)市」は、山並みやローカル線の駅舎といった風景が特徴で、木彫刻が伝統産業として描かれるなど、「南砺市と似ている」とファンや地元住民の間で話題になっている。 木彫りの靴は劇中、木彫刻の新たな需要を掘り起こそうと彫刻師が発案したもので、今回、井波彫刻協同組合が実際に制作。大きなバラの花を丁寧に彫り上げた。同じくアニメに登場し、高岡の職人グループ高オタクラフト実行委員会が再現した王冠、王笏(おうしゃく)(杖)とともに展示された。 カフェの期間限定メニューとして再現されたのは「よろこぶそうめん」。南砺市と同じく、そうめんが特産品である間野山の新名物案として劇中で描かれたメニューで、富山でおにぎりなどに使われるとろろ昆布のほか、山芋、オクラ、ひき割り納豆をトッピングしている。カフェではアニメをイメージした3種類のオリジナルドリンクも提供する。 いずれも「間野山観光協会からの出張PR」として南砺市の地域発新力研究支援センターが企画した。展示は10月31日まで、そうめんなどの販売は9月30日まで。「サクラクエスト」はチューリップテレビなどで放送されている。