富山市など富山県内5市町村で構成する富山地区広域圏事務組合は9日、台風19号による千曲川の氾濫で大量に発生した長野市内の災害ごみについて、立山町の同広域圏クリーンセンターで可燃ごみの受け入れを開始した。被災地にあふれるごみの処理・処分が大きな課題となる中、同広域圏としてごみ処理を担うことで復興を後押しする。 クリーンセンターには午前9時ごろ、トラック2台に積まれた可燃ごみが到着し、小さく破砕された木くずや布類、プラスチック類など計9・37トンが運び込まれた。通常の可燃ごみと比べて、やや水分含有量が高いものの、焼却処分する上で問題はないという。 川渕正一所長は「被災地の復興の速度を落とさないよう、精いっぱい協力していきたい」と語った。 クリーンセンターでの受け入れは11日以降に本格化し、平日に搬入作業を進めて順次、焼却処分を行う。受け入れ量や受け入れ期間は未定だが、来年度以降も受け入れる見通しである。 長野市の災害ごみは、富山市内に廃棄物処理施設を持つ「アイザック」と「富山環境整備」がいったん受け入れ、中間処理や最終処分などを行う。このうち、富山環境整備が分別した可燃ごみの一部をクリーンセンターでも受け入れる。 災害ごみの受け入れを巡っては、長野市の加藤久雄市長から富山市の森雅志市長に打診があり、富山市が中心になって準備を進めていた。県内では、射水市も受け入れる予定である。