穴水町ののと里山海道越の原インターチェンジ(IC)と、のと鉄道穴水駅を結ぶ最短ルートとなる県道と町道の拡幅工事が9日までに完了した。約4・4キロの全区間で2車線を確保し、大型バスの運行やすれ違いが可能となった。町にとって念願のルートで、観光バスなどを中心部に引き込むため、事業者に積極的な利用を働き掛ける。 拡幅工事が完了したのは、県道穴水剱地線の1・1キロと、町道宇留地越の原線の0・6キロ。県道は2014年度、町道は15年度に着工し、道幅7メートル、片側1車線を確保した。 従来は道幅が狭く、金沢方面から里山海道を経由して奥能登へ向かう大型バスが穴水駅へ向かうには、穴水ICで一般道に入り、いったん南下する必要があった。 越の原ICから駅までの距離は、穴水IC経由より1・9キロ短くなった。町担当者は「時間や距離の短縮以上に、穴水ICから『引き返す』ことなく町中心部へ進める道が確保できた意義が大きい」(基盤整備課)と話す。 9日に穴水町大町で県道と町道の「完成を祝う会」が開かれ、石川宣雄町長は約70人を前に「穴水を奥能登の交通結節点とすることで、町の活性化につなげたい」と期待を込めた。谷本正憲知事もあいさつし、山口彦衛県議が祝辞を述べた。穴水高書道ガールズが「道」をテーマにパフォーマンスを披露した。