白山市千代野地区で9日、認知症患者らの徘徊(はいかい)を想定した捜索訓練が行われ、5年目の今年は山田憲昭市長が徘徊者役として初参加した。参加者約30人は対応の手順を確認し、支え合いの地域づくりへ意欲を新たにした。 千代野地区社会福祉協議会と千代野はいかい対策委員会が主催した。市社福協による座学の後、参加者は3地区に分かれて市長ら徘徊者役4人を捜索。見つけると「後ろから声を掛けない」「強引に引き留めない」などの点に注意しながら自宅に帰るよう促した。 参加後、山田市長は「千代野の町中は目印が少なく、道に迷うとパニックになる可能性もある。地域全体で支える取り組みとして続いてほしい」と話した。 約40年前に造成された千代野ニュータウンは他地域からの移住者が多く、近親者が近くにいない世帯の高齢化が課題となっており、住民が対策委を設立し、毎年訓練を実施している。