JR東日本の深沢祐二社長は3日、都内の本社で記者会見し、台風19号の影響で本数を減らして運行している北陸新幹線について、今年度末に完全復旧させる方針をあらためて示し「できるだけ早く100%の運行を目指したい」と強調した。 深沢社長は、金沢−東京間の直通列車が11月末から定期ダイヤに戻ったと説明し、「年末年始は臨時便を含めて全体で9割の運行を確保したい」と述べた。水没した車両は廃車にする計画で、解体に向けた準備作業を進めているという。 臨時列車を含めた完全復旧の見通しについては、浸水した長野新幹線車両センター(長野市)が使用できる状態になっていないと指摘。「車両センターがある程度使えないと(長野−東京間の)『あさま』は100%の運行にならない」と話し、明言を避けた。損失額は発表できる段階ではないとした。 JR東が3日まとめた11月の鉄道営業収入(速報、自社取扱分)によると、普通収入のうちの中長距離収入は前年比0・8%減となった。北陸新幹線の運行本数を減らした影響が出たが、今後は本数増加に伴って回復する見通しだという。