老朽化で改築される能美市健康増進施設「温泉保養館・クアハウス九谷」の基本設計が3日までに固まった。エイム(金沢市)が建設し、露天風呂を備えた浴室とカフェを新たに設ける。フィットネスジムは現施設の約2倍の広さとする。市は若い世代や子育て世代の利用拡大を図りたい考えで、2021年4月のオープンを目指す。 新施設は鉄骨2階建てで延べ床面積は2036平方メートル。1階には寺井温泉の源泉を引いた露天風呂やサウナなどを備えた温浴施設をはじめ、25メートルプール、屋外ジェットバス、カフェなどを配置する。 カフェは子育て世代が気軽に滞在できる空間とし、団体利用や屋外テラスを使ったイベントにも対応できるようにする。2階のジムは、町並みを見渡せる開放的な施設にマシンを置く。スタジオでは女性に人気のホットヨガを導入する。 総事業費は約12億5千万円で、来年2月ごろに着工する。新施設はエイムが所有し、建設費約8億円のうち、市が約3億5千万円を助成する。現施設の解体と周辺整備に必要な約3億円は市が負担する。 クアハウス九谷は1988(昭和63)年、旧寺井町が開設した。老朽化が著しく、エイムが「民設民営」方式で新施設を建設し、運営することになった。土地と駐車場は市が有償で貸し出す。市福祉課の担当者は「これまで以上に快適な温泉とフィットネスが融合した施設にしたい」と述べた。