石川県教委と県埋蔵文化財センターが七尾市中島町田岸で進めていた田岸遺跡の発掘調査で、約4500年前の縄文時代中期の土器や住居跡などが見つかった。当時の能登での暮らしぶりがうかがえる良好な史料で、県教委などは8日午前11時から現地説明会を開く。 今回の発掘は国道249号の付け替えに伴い昨年度始まった。今月で終了し、遺跡は埋め立てられる。 畑だった約3千平方メートルの土地からは竪穴式住居が6棟以上と土坑、多数の縄文土器、石器が出土した。住居には、煮炊きに使ったとみられる石で囲われた炉も確認されている。 眼前に七尾湾を臨み、背後になだらかな山が広がる同所は山海の幸を得やすい環境だったと推測され、県教委の担当者は「現場を見て、4500年前の暮らしに思いをはせてほしい」と話した。現地説明会は参加無料で、事前申し込みは不要。