●全6校連携へ 世代間交流も期待

 今年で創部30年の節目を迎えた小松市立高野球部で11日までに、OB会が発足した。会員は、自らを育んだ高校野球に恩返ししようと母校の支援に力を入れている。硬式野球部がある市内6高校全てにOB会ができたこととなり、関係者は現役選手とOBの世代間の協力をはじめ、各チームのOB間の連携が深まることも期待し、オール小松でふるさとの球児を応援する。

 「市立高野球部OB・OG会」初代会長の北市憲彦さん(42)=小松市本江町=によると、1995(平成7)年創部の同校野球部では、引退後に集う機会はあったが正式なOB組織はなかった。部の発展に向けて支援し、引退後も関わりを持ち続けられるようにしようと、北市会長らが昨年秋から現役部員の保護者らに会発足を呼び掛け、今年4月1日付で設立した。

 会員はマネジャーを含め約330人で、OBには元ヤクルトの山田裕司さんがいる。8月に市内で開催される小松勧進帳高校野球交流試合(北國新聞社後援)に合わせて総会を開く。

  ●防球ネット贈る

 30周年記念イベントとして5月24日に三重・鈴鹿高を招いた試合が小松市弁慶スタジアムで行われた際、OB会は現役部員に防球ネット10枚を贈った。

 6月7日には市立高でOB戦が行われ、約50人が白球を追い掛けた。西玖太主将(3年)はOB会について「プレーしやすい環境をつくってくれてうれしい。県大会ベスト4を目標に恩返しできるよう頑張る」と意気込んだ。川本喜央(きひろ)監督(35)は「いろいろな面で応援してくれてありがたく、勝ちにつなげたい」と話した。

 OB会はボールや飲料などの差し入れを通してサポートする計画で、北市会長は「市立高も少しずつ歴史を積み上げてきた。現役生を手助けし、他校に負けないよう頑張っていきたい」と語った。

 小松市内の6校の野球部にOB会ができたことで、市高校野球部OB会連合会の白江一也会長(67)はチームの垣根を越えた連携に期待を寄せており、「1校のOB会だけでは、できることは限られる。一緒に小松全体を盛り上げていきたい」と力を込めた。