住民によると、能登半島地震以降、施設周辺には立ち入り禁止の看板やバリケードが設けられたが、夜間に若者が不法侵入する騒ぎもあり、警察がパトロールしていたという。
立ち入りが禁じられていても、観音像を目指して散策したり、記念撮影したりする訪日外国人(インバウンド)客の姿を頻繁に見かけるといい、北陸新幹線加賀温泉駅近くの好立地から、施設の再生を望む声も聞かれる。
地元の作見町区長を務める谷口忠佳さん(53)は「今は廃虚のようになっていて怖い。何らかの形で活用策を考えてほしい」と訴える。付近に住む男性(56)は「大きな地震で観音像が倒壊しないか心配する声を聞くことがある。北陸新幹線が延伸したので、新たなにぎわい施設にならないものか」と話した。
1987年にレジャー施設の一部として建てられた。運営会社の倒産で2000年ごろに営業休止し、所有権が県外の企業に移った。関係者によると、現在は京都市の不動産会社「洛悠(らくゆう)M1」が所有しているという。
所有会社から地元の窓口を依頼されている不動産業「志乃丘商事」(小松市)によると、施設で窃盗騒ぎが起きたのは初めてという。
事件を受け、同社は洛悠と施設内の所有物の管理体制について確認した。志乃丘商事の篠岡沁一郎社長は「これから施設をどうするか話し合っていきたい。割れたガラスがそのままになっており、危険なので入らないでほしい」と話した。


プロバイダならOCN















