昨年7月から輪島市宅田町の商業施設「パワーシティ輪島ワイプラザ」内で営業を続けてきた出張輪島朝市が12日、施設内の別の場所に移転した。朝市を巡っては、将来的に輪島港近くの市有地に移り、大型テントを立てて露店を収容する案が浮上しており、この計画を見据えて31の店舗を円形に配置。来店客が回遊しやすい環境となり、店主が「こうてくだ」と元気な声を響かせた。

 12日は、金沢、白山両市や長野県飯田市などの団体ツアー客ら500人以上が訪れた。

 輪島市朝市組合によると、昨年7月10日に始まった出張朝市ではこれまで、約600平方メートルの催事場に30程度の店が直線的に並んでいた。移転先は以前テナントが入っていた約2千平方メートルのエリアで、面積が広がった分、各店に3メートルの間隔を設けた。商品を保管できるスペースも確保した。

 店主からは「今までより客と話しやすい」「お客が流れてきて最高の売り上げ」と喜びの声が上がった。7月からは魚や乾物、雑貨を扱う5店が新たに出店するという。

 冨水長毅組合長は「新生朝市が始まった。今までは朝市の灯を消さないための営業だったが、灯を再び大きくする日になった」と語った。