会派を超えた総合書道展「日本の書展」が20日、県民会館美術館と地下展示室で始まり、中央書壇の巨匠から県内の第一線で活躍する書家まで301人の意欲作が並ぶ。漢字やかな、近代詩文書、篆刻(てんこく)などがそろい、多彩な書の魅力を伝えている。23日まで。入場無料。

 「現代書壇巨匠展」「現代書壇代表展」「富山の書秀作展」の3部門で構成。巨匠展は文化功労者や日本芸術院賞受賞者ら15人が出品。日本芸術院会員の井茂圭洞さん(兵庫)は、余白を大胆に使い、若山牧水の歌をモダンに仕上げた。文化勲章受章者で、2月に亡くなった高木聖鶴さん(岡山)の遺作も飾られている。現代書壇代表展は各会派を代表する91人が自信作を発表した。

 富山の書秀作展は県内書家195人の作品を展示。青柳志郎さん(富山)の「古爲今用」はどっしりとした作風で、江幡春濤さん(魚津)の「たんぽぽの花」はリズミカルな運筆が目を引く。畠山耕雪さん(高岡)の「老たく輪」は造形が力強く、正橋白鵞さん(射水)の「梅を」は流麗な筆運びで気品が漂う。

 開場時間は午前9時半〜午後5時半(最終日は午後4時まで)。県書美術振興会と全国書美術振興会、北日本新聞社主催。
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