氷見市観光協会(松原勝久会長)は22日、氷見沖で行われている定置網漁と氷見魚市場の競りを間近で見学できる夏休み限定のツアーを行った。8月は毎週土曜日の実施を予定しており、「天然のいけす」と呼ばれる富山湾や、氷見の伝統的な漁業文化のPRにつなげる。

 ツアーは、氷見市中央町の遊覧船乗り場を午前4時に出発。沖合で定置網漁の様子を見学した後、同センターに戻って漁の仕組みや歴史などの解説を聞く。近くにある氷見魚市場も訪れる約4時間のコースとしている。

 市観光協会によると、団体客向けに遊覧船を貸し切りにして同様のツアーを行った例はあるが、一般から応募して定期開催するのは初めて。

 富山湾の景観を広く知ってもらい、観光振興につなげるのが狙い。定置網漁などで世界農業遺産登録を目指す市の取り組みとも、歩調を合わせた。県の「世界で最も美しい富山湾」活用・保全連携補助金を活用し、市や氷見漁協などと連携して行う。

 22日は試験的なツアーとして実施し、県外からの宿泊客や市観光協会で研修中の台湾人留学生ら10人が参加した。沖合数キロにある大型の定置網で、漁船同士が連携して網をたぐり寄せる様子を眺めた。大物のカジキも上がり、見学者から歓声が上がった。

 ツアーは今後、8月5、12、19、26日に行う。各回とも定員50人。参加費は大人千円、小中学生500円。問い合わせは同協会、電話0766(74)5250。

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