2、3日に開かれる長岡まつり大花火大会で、観覧者への「おもてなし」を向上させる取り組みが進んでいる。案内所を増設し、通訳ボランティアを初めて配置。3年後には東京五輪・パラリンピックも開かれることから、受け入れ体制を整えて花火大会の魅力を高め、国内外からの誘客につなげたい考えだ。大会終了後も、花火用の升席を活用した飲食イベントを企画している。

 「おもてなし」の向上は、ことしから大会を主催する長岡花火財団を中心に進めている。長岡花火は近年、復興祈願花火フェニックスなど多彩な花火が生まれ、全国から注目されるようになった一方で、外国人の観覧者も増えており、案内所増設などの要望が寄せられていた。長岡市や花火財団は五輪開会式などでの花火打ち上げを目指しており、長岡花火のブランド力アップにもつなげる考えだ。

 JR長岡駅から会場への経路などに設置する案内所は、これまでの2カ所から6カ所に増やす。各案内所には、英語の案内文を指さすことで、英語が話せなくても外国人とやりとりできる「指さし会話シート」を用意。会場周辺には2日間で延べ2千人以上の案内スタッフが活動する予定でスタッフもシートを携行する。

 通訳ボランティアは、英語が堪能な市民約10人が担当。JR長岡駅前や大手大橋付近の案内所3カ所に配置する。

 花火財団の担当者は「案内所の増設は安全対策にもなる。世界からのお客さまに対応できる体制を整えていきたい」と意気込む。

 大会後の10〜12日には、財団と長岡青年会議所が飲食イベント「信濃川夕遊縁日」を企画。大会用に信濃川右岸の河川敷に設けた升席などを活用し、飲食や物販などを楽しむ。期間中は午後8時ごろに花火を打ち上げる。財団理事長の高見真二副市長は「花火の伝統を守りながら、花火を核に長岡をより広く知ってもらえるようにしたい」と述べた。
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