港町敦賀の夏の夜空と海を彩る「第68回とうろう流しと大花火大会」(敦賀観光協会主催、福井新聞社協賛)が16日、福井県敦賀市の名勝気比の松原で開かれる。市制80周年を記念する今回のテーマは「つるがつながる心のわ」。日本海側最大級の1万3045発が打ち上げられ、鉄道と人道の港・敦賀をきらびやかに表現する。9日には海面を彩る6千個の灯籠作りが始まった。

 大会は午後6時半から、赤、黄、青色の3色の灯籠が松原海岸に流されて幕開け。ろうそくの柔らかな光が海に浮かび、辺りを幻想的な雰囲気で包み込む。

 花火大会は同7時半から、定番となったメッセージ花火で開幕し計10部で構成する。市制80周年の目玉として、第6部では上空500メートルで直径480メートルの大輪を咲かせる20号玉4種が共演。鉄道、人道の港をテーマにした第5部では、暖色のラインアート花火が夜空で交差し合い、人と心の交流を表現する。

 福井国体をPRする第8部は、400発以上の特殊変化花火で観覧席を盛り上げる。例年の2倍となる計6台の台船を用意し、クライマックスでは海上1キロにわたるスターマインを打ち上げ。敦賀花火初の試みで、新たな未来の幕開けを飾る。

 灯籠作りは毎年、市シルバー人材センターが行い、9日は男女13人が松原小で作業に汗を流した。11日までに完成品5千個と、組み立てが体験できる手作りキット1千個を用意する。

 初日は約2千個を仕上げた。谷澤隆夫さん(74)は「皆で暑さと闘いながら作っている。先祖を送る気持ちを大切に仕上げたい」と笑顔で話した。

 花火大会当日は、午後4時から同10時半ごろまで会場周辺が車両通行止めになる。市総合運動公園や市立看護大、蓬来岸壁などに臨時駐車場計約2千台を用意する。

 JR敦賀駅と川崎岸壁、市立看護大と市役所を結ぶシャトルバスを運行。荒天中止。

 平日の問い合わせは敦賀観光協会=電話0770(22)8167、土日、祝日は敦賀観光案内所=電話0770(21)8686。開催可否の音声案内(16日午前10時から)は=電話0180(99)3396。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】