柏崎市内に複数あるダムを観光資源として活用しようと、新潟県柏崎地域振興局などが取り組みを始めた。工事の状況が見られるため、ダムファンに人気の建設中ダム2カ所を含め、市内には計八つのダムがあることから、「ダムカード」や「ダムケーキ」などを通じて魅力をPRしていく。

 現在、県内で新たに建設中のダム3カ所のうち、二つが柏崎市内。農林水産省が手掛ける「最後のかんがい用ダム」とされる市野新田ダムは2019年度完成予定となっており、24年ごろの完成を目指す県の鵜川ダムもある。

 建設中のダムは、完成までの工程が見られるとして全国から多くのファンが訪れることもあり、振興局は農水省や柏崎市などと協力し、市内8カ所のダムを使った活性化策に取り組むことにした。

 八つのダムの位置を示したマップのほか、写真や形式などを記したダムカードを製作。各ダムを見学した人に、周辺の観光施設で配布している。スタンプラリー形式で、所定の枚数を集めるともらえる特別なカードも用意している。

 また、柏崎市内の店舗に呼び掛け、カレールーを水に見立て、ご飯のダムでせき止める「ダムカレー」や、抹茶ソースを"放流"できる「ダムケーキ」を7月下旬から販売している。

 振興局地域振興課は「さまざまな人たちがダムをきっかけに柏崎に来てもらえれば、観光面での効果も大きい」と期待している。柏崎市内のダムでは、新発田市で事故の起きた「観光放流」の予定はないが、同課では「さまざまな面で安全には十分配慮していく」と話している。

 問い合わせは同課、0257(21)6208。
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