藩政期に加賀藩12代藩主前田斉広(なりなが)に献上された鏡餅が23日、金沢市天神町1丁目の田井菅原神社で再現され、迎春ムードを高めた。田邊良和宮司(50)らが、ろうでできた紅白の餅を積み上げ、ダイダイやウラジロなどを飾り付けた。
 鏡餅は、丸やひし形の餅を高さ約1・2メートルに積み上げた「床(とこ)飾り餅」、台形の餅を重ねた「櫓(やぐら)餅」の2種類で、現代の鏡餅とは逆となる「上に白、下に紅」の順で餅を重ねた。松の木を立てた「蓬莱(ほうらい)飾り」も仕上げた。
 田邊宮司や総代の野村久直さん(74)、高田俊政さん(77)、川本悟さん(68)、金沢観光ボランティアガイド「まいどさん」のメンバーら10人が神社に残る古文書や絵図を参考に飾り付けた。
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