福井県南越前町の夜叉ケ池山(1206メートル)が6月1日、山開きした。登山愛好家が早速、竜神伝説の残る山頂の池を目指し、みずみずしい山の緑を満喫した。

 午前8時すぎから、同町岩谷の登山口で安全祈願祭が開かれ、今庄観光協会や同町の関係者合わせて約30人が出席。シーズン中の無事故を祈り、神事が営まれた。

 谷口栄助会長は「自然との触れ合いが一番の魅力。事故のない年になることを祈っています」とあいさつ。岩倉光弘町長が「登りやすく景観も良い山。ヤシャゲンゴロウやブナ林、滝や花を楽しんで」と祝辞を述べた。

 岐阜県境にある山頂付近の夜叉ケ池は絶滅危惧種のヤシャゲンゴロウが自然界で唯一生息するとされる。若狭町から訪れた中川君枝さん(70)は「前に登った時は池が神秘的でものすごくきれいだった。今回も楽しみ」と笑顔。初めて登る夫の明さん(73)は「ヤシャゲンゴロウを見たいですね」と話していた。
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