福井県勝山市の白山平泉寺周辺観光施設の一つ「白山亭」が、和風カフェに生まれ変わった。店内は白山平泉寺の境内に広がるコケをイメージした飾りで統一され、コケを表現したスイーツなど発酵食品を使ったメニューが売り。4月13日から営業している。

 白山平泉寺周辺の観光施設は、4月から地元会社の六千坊が指定管理者として管理運営している。食堂だった白山亭は、広島県尾道市や大野市で発酵食料理と酵素スイーツの店を経営してきた竹内ひとみさん(47)=勝山市鹿谷町北西俣=に運営を任せた。

 「白山神社が好きで、よく来ていた」という竹内さんにとって、平泉寺は古里の中でもお気に入りの場所だ。白山亭が空き店舗になると知り、「ここで店ができるんだったら」と開店を名乗り出た。

 平泉寺らしさを出そうと、店内の雰囲気をがらりと変えた。境内のコケを模した手作りの壁飾り、コケ庭を表現した展示などが目を引くほか、テーブル上にはコケ玉に見立てた飾り物も置いてある。

 メニューは、竹内さんが得意な手作りの塩麹(こうじ)や甘酒、発酵あずき、フルーツ酵素など発酵食を使ったスイーツ、飲み物が中心。塩麹と昆布だしで味わうそばも提供している。甘酒と白みそを使ったティラミスは境内のコケを表現しており、「インスタ映え」するスイーツとして新たな名物になりそうだ。六千坊代表の大久保満さん(67)は「平泉寺にぴったりのお店になった。雰囲気と発酵食を使ったメニューを味わってほしい」と話している。

 竹内さんは、発酵食を使った料理教室を開くことも計画している。白山亭の営業時間は冬季を除き、午前9時〜午後3時が基本。火曜定休。
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