近世城下町の風情が残り、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されている福井県小浜市の「小浜西組」に4月27日、明治期の町家を改修した簡易宿所「八幡参道みやけ」(同市鹿島)がオープンした。市の第三セクター「まちづくり小浜(おばま観光局)」によるもので、町家を活用した宿泊施設は今回で4店目となる。

 「八幡参道みやけ」は、明治18(1885)年以前に建築されたとみられる町家を東京在住の所有者が改修した。建物は木造2階建てで、1階にはリビングとダイニング、風呂、トイレ。2階には寝室がある。快適に過ごしやすいように改修した一方で、古い町家の趣をしっかりと残している。

 延べ床面積は約50平方メートルとこぢんまりとした大きさ。市街地や海岸に近くまちづくり小浜の担当者は「小浜のまち巡りに最適な拠点。コンパクトな町家で、家族で使うにはちょうどいい」と話している。八幡神社の参道に面していることから、同神社の例大祭「放生祭(ほうぜまつり)」の際には、近くで祭りの興奮を味わえそうだ。

 まちづくり小浜が運営する町家の宿泊施設は今回で4店目。これまでにオープンした3店はいずれも人気を博しており、特に関西、中京圏からの利用が多いという。3店は5日まで予約で埋まっており、「八幡参道みやけ」も4日まで予約が入っている。

 「八幡参道みやけ」は最大6人まで宿泊可。金、土曜日、祝日前日の宿泊料金は、2人での利用で1人当たり1万1千円、6人の利用だと1人当たり6500円となる。問い合わせはまちづくり小浜=電話0770(56)3366。


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