中国紹興市から旧福光町に派遣され、町役場などで勤務した張建明さん(48)が、南砺市滞在時の拠点として福光中心部の空き家を改装した。市内の友人を招いたり、ゲストハウスにしたりして活用する考えで「日中の民間交流の窓口にしたい」と話している。

 紹興市国際交流センター職員だった張さんは1997年、旧福光町で1年間研修した。町役場や町商工会で両市町の連絡・調整や経済交流推進に当たり、学校では中国語を指導した。「人情味があって親切な住民との交流から、福光が大好きになった」と振り返る。

 その後独立し、現在は紹興市で貿易会社を経営。南砺市で働いたことがある研修生らでつくる訪問団を率いるなど、現在も市と交流を続けている。

 第二の古里である南砺にも拠点を設けようと、昨年4月に空き家を購入。改修し11月末に完成した。仕事部屋の床や壁材、家具などを全て中国から取り寄せ、意匠を凝らした造りにした。客間などは日本家屋の風情をそのまま残した。自身の利用だけでなく、南砺市への訪問を心待ちにしている従業員たちに宿泊してもらう考えだ。

 帳さんは「友好交流の拠点になればいい。南砺、紹興両市をつなぐパイプ役となり、互いの役に立つことができたらうれしい」と話している。
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