野々市市特産ヤーコンのブランド化に取り組む金沢工大生のグループ「ヤーコンプロジェクト」が、新商品開発に向けて市民アンケートを初めて実施した。全54町内会の協力を得て調査し、速報値で認知度は約7割と予想以上に高いことが分かった。2月中旬までに分析結果をまとめ、発表会で成果を報告する。
 アンケートは昨年12月に実施し、各町会に30通ずつ配った。ヤーコンを食べたことがあるかどうかや、購入場所を知っているか、消費量、野菜を買う際に重視することなど16点を尋ねた。
 昨年12月中旬までに回収した285通の集計では、認知度は市内4地区のうち、栽培が行われている富奥は8割と最も高く、栽培されていない押野でも6割に上った。自由記述欄には、料理法を尋ねたり、試食会を希望したりする意見が記された一方で「身近に感じない」との声もあった。
 南米アンデス原産のヤーコンは約15年前から野々市で栽培が始まり、整腸作用のある「フラクトオリゴ糖」を多く含む健康野菜として関心を集めている。
 ヤーコンプロジェクトは7年前に発足し、栽培や料理レシピの考案などを通して普及を後押ししてきた。2018年に市内で開催された全国サミットにも協力した。
 学生を指導する伊藤隆夫教授は「ヤーコンは思った以上に知られていたので次の段階として、どうしたら購入してもらえるかを考えていきたい」と話した。
 今後の戦略として健康野菜を通じた「健康のまち野々市」のブランド確立を目指しており、リーダーの田中智大さん(3年)は「調査で年代ごとの考えや好みなどを把握し、商品開発に生かしたい」と意欲をみせた。
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