金沢市の石浦神社で2日、節分前夜祭が営まれ、家族連れや観光客ら約800人が福を招くとされる豆を拾い集め、無病息災を願った。ゲストに招かれた大相撲の石浦(鳥取県出身、宮城野部屋)が境内に特設された豆まき会場に登場すると、大歓声が上がった。
 拝殿での神事後、桃の枝を飾り付けた弓と矢で鬼を追い払う「追儺(ついな)の儀」が特設舞台で行われ、長谷吉憲宮司が「ヤーッ」と声を上げ、鬼役に矢を放つしぐさを見せた。続いて、石浦や裃(かみしも)姿の年男、大黒様の面を付けた神職らが「福は内、鬼は外」の掛け声に合わせて豆をまき、参拝者は一粒でも多く豆を手にしようと袋や帽子を掲げた。
 石浦は炎鵬の兄弟子で、父は能美市出身。同市観光大使を務めており、今回は神社と同一の名前が縁で参加が実現した。会場では石浦のファンが名前入りのタオルを掲げる姿も見られた。石浦は「依頼があれば来年も参加したい」と前夜祭を笑顔で振り返り、「声援がうれしく、炎鵬に負けないよう頑張る」と春場所での勝ち越しを誓った。

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