車椅子のまま乗車できるスロープ付きのユニバーサルデザイン(UD)タクシーが、県内で増えている。2011年度はわずか4台だったが、17年度からの3年間で63台増え、19年度には16社が計85台導入していた。6日に県庁であったタクシードライバー接遇ブラッシュアップ会議で、県タクシー協会が加盟社の状況を報告した。

 UDタクシーは、高齢者や子ども、障害者らが利用しやすいよう設計。多くの車椅子利用者の来訪が想定される東京五輪・パラリンピックに向け、国や県が普及に力を入れている。

 会議で、協会の土田英喜会長は、乗車を拒否するケースが全国的に問題になっていることを挙げ、「業界全体で改善しないと、タクシーが高齢社会の中で生き残れない」と強調した。

 運転手が乗降用スロープ設置に不慣れなことなどが乗車拒否の理由になっており、協会として17年9月から、高齢・障害者への対応を学ぶ研修会を開いているとした。

 土田会長は、スマートフォンの配車アプリや子ども用のキッズタクシー、妊婦支援のマタニティタクシーといった取り組みも説明した。

 県側は観光ガイドドライバーの養成講座やおもてなし優良タクシードライバーの表彰などを続け、「おもてなし力」のアップに努めているとした。
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