現在の福井県福井市街地で発掘された、弥生−古墳時代の集落の遺跡を紹介する福井市立郷土歴史博物館のギャラリー展が、6月28日まで開かれている。出土した土器や護岸用の板を展示。福井平野が現在まで切れ目なく人々の生活の舞台となってきたことが分かる。

 現在は住宅地となっている木田1〜2丁目にある木田遺跡では、竪穴住居跡や高床式倉庫と思われる建物跡、墓が見つかった。出土したつぼなどの土器や、石で作られた装身具を展示している。北陸地方の特徴がある土器が多いが、古墳期は近畿地方の影響を受けたかめも多い。装身具は集落内に工房があった。

 現在は商業地としてにぎわう国道8号の新保交差点北東の新保遺跡では、弥生−古墳期に使われたとみられる水路に、護岸のための板が並べて打ち込まれた状態で見つかった。打ち込みやすいよう先端が削られており、当時の農業土木技術を知る貴重な資料。新保交差点北西の開発遺跡で出土した土器も展示している。

 館蔵品ギャラリー「足元に眠る歴史−街の下の集落遺跡」は入館料220円で観覧できる。
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