「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクにちなんだ品種など平和の願いを込めて名付けられた3種類のバラが、福井県敦賀市三島町1丁目の聖イエス会敦賀教会で咲き誇っている。

 同教会によると、オレンジ色の「アンネのバラ」は、約50年前にアンネの父から聖イエス会に苗が贈られ、教団の全国の教会などで育てられている。淡いピンク色の「プレイ」は平和への祈りを意味し、薄黄色の「セントコルベ」はナチス・ドイツの強制収容所で死刑囚の身代わりとなって獄死したポーランド人神父の名前に由来する。ともに、アンネのバラから派生した品種という。

 今年は、ポーランド孤児の敦賀上陸から100年、ユダヤ難民上陸から80年の節目に当たる。「バラの花を通じて、郷土の人が示した博愛の精神を思い出してほしい」と高本勝美牧師が昨年から、アンネのバラに加え2品種を育ててきた。

 6月上旬まで楽しめる。高本牧師は「特にセントコルベの背景を子どもたちに知ってもらいたい。今後、市内の学校に寄贈できるよう増やしたい」と話した。
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