新型コロナウイルスの影響で5月の初場所が中止となっていた新潟県長岡市山古志地域の伝統行事「牛の角突き」が21日、同市山古志南平の山古志闘牛場で開幕した。都道府県をまたぐ移動制限が全面解除され、県内外から駆け付けた観客が迫力ある取組に歓声を上げた。

 国の重要無形民俗文化財に指定されている牛の角突きは、例年は2千人ほどが観戦に詰め掛けるというが、ことしは約300人での開幕となった。通常より観客を減らすためインターネットで動画のライブ配信も行い、観客は受け付けで検温、消毒し、連絡先を記入してから1席おきに着席した。

 牛が角を突き合わせ、土ぼこりを上げて力強く押し合うたびに大きなどよめきが起き、津南町で外国語指導助手をしている米国出身の20代の女性は「山古志の闘牛は初めて見た。引き分けにするのが独特で、スペインの闘牛とは違いますね」と話していた。

 主催する山古志闘牛会の松井富栄会長(38)は「お客さんには不便をおかけするが、たくさんの人に集まってもらい心から感謝している」と話した。

 7月は12日と24日の2回開催する。11月まで毎月行われる。

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