福井県坂井市の県児童科学館の夏の企画展「目玉おやじと不思議な体験」(福井新聞社後援)が7月25日、始まった。人気アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターらと触れ合いながら、人間と共存してきた妖怪の謎めいた世界観や日本古来の文化が体感できる。9月22日まで。水木プロダクションと東京工芸大などが協力した。

 メイン企画の約5メートルの「妖怪トンネル」では、ブラックライトが点灯すると、鬼太郎やねずみ男らなじみのキャラクターが浮かぶ。そんな不思議な空間の中で、親子連れらは鏡に映った自分の姿を写真に収めていた。偏光板が付いたキツネの面をかぶって太鼓をたたくと、スクリーンの妖怪たちがリズムに併せて動く体験も人気。

 展示では、若狭で生まれ、人魚の肉を食べ800歳まで生きたという八百比丘尼(はっぴゃくびくに)の伝説に登場する人面魚や、夜道で足音が後ろから近づく旧坂井郡の「びしゃがつく」など、福井を含めた全国の妖怪をマップに示して紹介している。故水木しげるさんの妖怪画を基にした「泥田坊(どろたぼう)」「土蜘蛛(つちぐも)」といった精巧なフィギュア14体も並ぶ。子どもたちはちょっぴり怖いが憎めない表情の妖怪たちをじっくり眺め、古くからの伝説を興味深げに学んでいた。

 敦賀市松原小4年の男子児童は「いろんな種類の妖怪を知り、僕の近くにもいそうな感じ。実際に会うと怖いだろうけど、妖怪の存在を信じられるようになった」と話していた。入場料は大人100円、高校生以下無料。期間中は各種ワークショップや工作体験を企画している。ただ定員に余裕があるのは、鬼太郎の缶バッジとフォトカード作り体験のみで、事前の電話予約を受けている。同館ホームページで内容や時間が確認できる。


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