外国人にも白山麓の魅力を伝えたいと、白山市は2日までに、豊かな自然や文化を英語で紹介する動画を作った。市国際交流員のダニエル・ヘリオットさん(28)=英国出身=がサイクリングを楽しみながら白山比咩神社や綿ケ滝などを紹介し、7日に動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する。コロナ禍で観光客を呼び込めない中、外国人の目線で隠れた魅力を見いだし、白山ファンの獲得につなげる。
 動画は「白山GOサイクリング!!」と銘打ち、7〜8月にヘリオットさんと市職員が撮影し、約9分間にまとめた。鶴来と白山麓をつなぐ自転車道「手取キャニオンロード」を巡る内容で、日本人にも見てもらえるように日本語の字幕を付けた。
 映像はヘリオットさんが市役所鶴来支所内の市観光連盟事務所でレンタサイクルを借りる場面からスタートする。視聴した人が実際に訪れた時の参考になるよう、自転車を借りる際はパスポートなどの身分証明書が必要になることを説明する。
 サイクリング中にはヘリオットさんの頭に小型カメラを取り付け、自然の中を疾走する臨場感を表現した。旧北陸鉄道加賀一の宮駅の駅舎や人気のカフェを取り上げ、夏らしいヒマワリ畑の映像も盛り込んだ。
 今後は第2弾として、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界ジオパーク認定を目指す「白山手取川ジオパーク」の見どころや、獅子吼(ししく)高原で体験できるパラグライダーの紹介も予定している。
 ヘリオットさんは2017年、市として11年ぶりの採用となった市国際交流員に就いた。ロンドン大で日本語と韓国語を専攻し、15年から1年間、東京外大に留学した経験があり、日本語は得意という。
 ヘリオットさんは「海外の人にも金沢市はよく知られているが、すぐ隣に自然豊かな白山市があることをもっと知ってもらいたい」と話した。
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