奥黒部(富山県)の赤木沢には、滑滝(なめたき)のほかにも落差のある大小の滝が次々と現れる。自然に身をゆだねるように水しぶきを浴びながら滝を登ったり、落差約30メートルの大滝などは岩場や山の斜面を迂回(うかい)したりして進む。雲上の水の楽園に触れ、「楽しい」と笑顔を見せたのは射水市堀岡(新湊)の久郷(きゅうごう)隆さん(58)、紗織さん(57)夫妻。憧れの地を初めて訪れたという。沢を後にして、太郎平小屋に着いたのは出発から約9時間後だった。

 小屋の支配人で案内を担った河野一樹さん(46)は「赤木沢はガイドや経験者と一緒に訪れてほしい」と呼び掛ける。久郷さんは「誰でも行ける場所ではない。それだけに本当に夢のようだった」と話した。
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