新潟県上越市の高田地区に生まれ、県人初の文化勲章受章者となった日本画の巨匠、小林古径(1883〜1957年)を顕彰する同市の「小林古径記念美術館」が28日、10月3日の開館に先駆けて内覧会を行った。古径の絶筆となった「牡丹(ぼたん)」をはじめ、細やかな描線が持ち味の作品の数々が披露された。

 美術館は、市立博物館から独立する形で高田城址(じょうし)公園内に新築され、古径の日本画やゆかりの品が常設展示できるようになった。古径作品をはじめ約3300点を所蔵。移築工事が始まった2016年以来、4年ぶりのオープンとなる。

 3日に始まる開館記念展では、「牡丹」のほか、円熟期の作品「里寸(りす)」など9点を展示。独特な白い絵の具「トミオカホワイト」で知られる富岡惣一郎ら、上越ゆかりの作家たちの作品も並ぶ。

 同館の宮崎俊英館長は「気軽に来場して心を潤してもらいたい」と話した。3日は正午に開館する。入館料は一般510円、小中高生260円。
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