金沢マラソン・オンライン大会がスタートした10日、各地で河川敷や街中を駆ける参加ランナーの姿が見られた。新型コロナの影響で中止となった第6回大会の代替事業で、参加者7110人が11月10日までの期間中、新しい「マラソン様式」に留意しながら、仲間と一緒に走ったり、自分の生活ペースに合わせたりして計42・195キロの走破を目指す。初日の午後9時時点で石川県内外の50人が早々に完走した。
 金沢市大桑町の犀川緑地公園には午前7時半ごろ、ランニング愛好家でつくる「チーム島元」の約30人が集まった。マスク着用で周囲と間隔を保って準備運動をした後、約2・6キロの周回コースを駆け出した。
 オンライン大会はスマートフォンアプリを用いて走行距離を計測し、コースや時間帯は自由に設定することができる。メンバーは各々のペースで軽快にコースを回った。
 第1〜3回大会に出場した同市の会社員江畑光介さん(59)は5周して13キロを走り、「今年の中止は残念だったが、コロナ禍では仕方ない。仲間と同じ目標に向かって走る機会があって良かった」と気持ちよさそうに汗を拭った。
 腰の手術を経て2年ぶりにランニングを再開した同市の自営業山上万里子さん(56)は「いきなりフルマラソンは無理だと思っていたので、好きな時間に好きな場所を走れるオンラインはありがたい」と初のオンライン大会を歓迎。来年秋の第7回大会を目指し、コンディションを上げていくと目標を掲げた。
 犀川河川敷でも早朝や夕方に多くのランナーの姿が見られ、中には第6回大会の公認コースを走る参加者もいた。
 最初の完走者となった津幡町の会社員高畠勇人さん(47)は「午前0時ごろに自宅をスタートし、野々市駅まで走って往復した。まさか1番になれると思っていなかったのでとても驚いている」と喜びを語った。

【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】