石川県内のマラソン愛好者でつくる「チーム金港堂」は11日、金沢マラソン・オンライン大会を盛り上げるため、独自のランニングイベントを開いた。31人が参加し、金沢市大桑町のぐるぐる広場内を中心とする約3キロの周回コースを走った。参加者は仲間と走る喜びをかみしめながら、来年の第7回金沢マラソン出場へ期待を膨らませた。
 参加者は午前6時半に走り始めた。スタート前には宮谷隆之代表(58)が「密集防止を心掛け、楽しく走ろう」とあいさつした。
 オンライン大会は新型コロナの影響で中止となった第6回金沢マラソンの代替事業で、スマートフォンアプリを用いて走行距離を計測する。コースや時間帯を自由に設定することができ、一度に42・195キロを走りきっても、複数回に分けても完走と認定される。
 チーム金港堂は広場内に各自持参のドリンクを置く手作りの「エイドステーション」を設置。完走したり、走れるだけ距離を稼いだりした参加者はステーション付近に集まり、感染予防に留意しながら「ファイトー」などとマラソン大会さながらの声援を送った。この日の完走者は7人で、ゴール時に祝福を受けた。
 周回コースのため、参加者は何度も仲間と顔を合わせた。宮谷代表は「励まし合うことができたが、ペースの速い人を見るとつらかった」と苦笑いした。
 完走した会社員の舘坂秀明さん(38)=金沢市=はより「本物」気分を味わうため、金沢マラソンのスポンサー企業の食品を独自に用意し、沿道に置いたクーラーボックスを実際の給食所「食べまっしステーション」に見立てた。タイムはチームトップの3時間4分45秒で自己記録を更新し、「仲間の応援を受けて力が出た。ステーションのありがたみがよく分かり、来年の金沢マラソンが一層楽しみになった」と話した。
 オンライン大会は11月10日までで、主催する金沢マラソン組織委員会は県、金沢市、北國新聞社などで構成する。

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