消費量が全国トップクラスの福井の餅文化を発信する「幸せもちもち満腹祭」が12月、福井県福井市のハピテラスで初めて開かれる。餅を取り扱う県内の菓子店などが開催。各店は「福井を代表する食文化である餅の魅力を再認識してほしい」と力を込める。

 県内の菓子店9社とまちづくり福井でつくる実行委員会が10月12日発表した。

 福井県は稲作が盛んで、古くから餅を祭事や仏事のお供え物としていた文化がある。子どもが生まれたお祝いに近所に餅を配る節句餅は現在にも残る。

 満腹祭は12月5、6日に開催。おろし餅やフルーツ大福などの実演販売、来場者による餅つきなどが行われる。県内で食べられる餅を季節ごとに紹介するブースも設ける。新型コロナウイルス収束を願い護国神社でおはらいを受けたもち米を使用した「疫病終息祈願餅」も販売する。

 実行委員長の村中洋祐さん=甘泉堂代表取締役=は「土着文化の体験が近年、観光の目的になっている。北陸新幹線の県内延伸を見据え、県民の生活に根付く餅文化を再認識してほしい」と話した。

 実行委によると、2017年の総務省家計調査で、福井市の1世帯当たりの餅の年間支出額は3294円。全国の都道府県県庁所在地で1位だった。18、19年も2位になっている。
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