真っ暗闇の観覧車、カレーの香り漂うお化け屋敷−。新潟県阿賀野市久保の遊園地「サントピアワールド」で、来園者を楽しませる新たなチャレンジとして「ぎりぎりアトラクション!」が展開されている。いずれも低コストながら、既存のアトラクションを生かしたアイデア光る企画の数々が話題を呼んでいる。

 クラウドファンディング(CF)で目標額を上回り、ウイルス禍による存続危機を回避した同園。その状況を逆手に取った企画のキャッチコピーは「来てくれないと、つぶれるよ」。修学旅行の貸し切り利用が増え、応援の声も多い一方で、夏休み以降週末のみの営業が続き、今年は29日を最後に来年3月まで冬季休業期間に入る。来年の見通しは立たず依然として「ぎりぎり」の状態という。

 高橋修園長(63)は「お金がないので大きな投資はできないが、明るく元気な企画で来園者に笑ってもらい、サントピアが一生懸命やっているのを見てもらえたら」と力を込める。

 「ぎりぎり−」は10月から1週ごとに新企画を発表。扇風機で風を送り、速いスピードを錯覚する「爆速メリーゴーランド」を皮切りに全5種が出そろった。人気は、旋回するゾウの乗り物が大当たりの旗の前に止まるとステッカーがもらえる「ルーレットエレファント」という。

 暗幕で窓を覆い、自分と向き合う空間を演出する「瞑想(めいそう)大観覧車」はSNSなどで話題に。乗った小学生は「初めは楽しかったが、途中から怖くて降りることだけ考えてしまった」、大人からは「雑念ばかり浮かんできた」などの感想が聞かれた。

 最新企画の「カレーなるモンスターの館」では、このためだけに作ったオリジナルのカレーのアロマを館内でたいている。

 問い合わせは同園、0250(68)3450。
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