金沢港開港50周年記念式典は29日、金沢市の同港クルーズターミナルで行われ、約220人が県内産業の振興を支えた港の節目を祝い、「日本海側の拠点港」として一層の飛躍を期した。式典で金沢港をイメージしたシンボルマークが発表された。同ターミナルや加賀五彩が表現されたマークはクルーズ船の受け入れなどで活用され、魅力発信の役割を担う。
 谷本正憲知事は式辞で、物販、飲食店が立地できるクルーズ港区などを指定するため、来年3月に県議会に条例案を提出する意向をあらためて示した。その上で「貨物、クルーズ、にぎわいの三つの機能を最大限に発揮するためには、大胆かつ柔軟な土地利用を図ることが重要だ。日本海側の拠点港としての地位を確かなものにしていきたい」と述べた。
 コロナ禍で今年度に予定されていた金沢寄港がゼロになったクルーズ船にも触れ、「感染防止のガイドラインが示されている。石川でも国内クルーズの誘致に向けた取り組みを進めていく」と意欲を示した。
 馳浩、佐々木紀、西田昭二各衆院議員、山田修路、宮本周司両参院議員、髙田昌行国土交通省港湾局長、稲村建男県議会議長、山野之義金沢市長が順に祝辞を述べた。金沢港の発展に寄与した船会社など28団体、前金沢港振興協会長の深山彬氏に感謝状が贈られた。
 続いて谷本知事と安宅建樹振興協会長が金沢港のシンボルマークを除幕した。神奈川県横須賀市のグラフィックデザイナー奥野和夫氏の作品で、同ターミナルやカモメ、波が和柄と加賀五彩で描かれている。44都道府県491人から819点の応募があり、奥野氏の作品が最優秀賞に選ばれた。
 金沢港開港の機運を高めた三八豪雪から、大きく発展した現在までの歴史を振り返るスライドショーが披露された。
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