豪農の館で知られる新潟県関川村下関の国指定重要文化財「渡邉邸」で、小正月行事の「団子の木」が飾り付けられた。職員らがミズキの木の枝に紅白団子や稲わらを付け、五穀豊穣(ほうじょう)など新年の幸せを願った。団子の木は2月20日まで展示される。

 かつて村内の各家庭で行われていた伝統行事を継承しようと、渡邉邸で毎年行われている。ことしは9日、職員ら10人が作業に汗を流し、広々とした茶の間の3カ所に設置した。

 最も大きな木は高さ約5メートル。職員らは、できたてで湯気をあげる紅白の団子を枝に飾り付け、商売繁盛を願う商家の帳簿「大福帳」や、せんべいをつるした。幹には子孫繁栄を願うユズリハと、「まめに暮らせるように」と豆木をくくりつけた。

 渡邉家保存会の井浦愼一郎事務局長(70)は「ことしは枝ぶりが見事な1本の木を使った。昔ながらの風習を語り継いでほしい」と語った。

 入場料は一般600円、小中学生250円。午前9時〜午後4時。問い合わせは渡邉邸、0254(64)1002。
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